2015年10月12日(米国時間)、DellによるEMCの買収が発表されました。
プレスリリースによると、
・digital transformation、 software-defined data center、hybrid cloud、converged infrastructure、mobile、セキュリティ分野において一流のイノベーターになる。
・VMware社は引き続き独立、公開企業として存続する。
・EMCの株主は1株24.05 USDの現金とEMC傘下VMWare社のtracking stockを受け取る。
だそうです。
Dellウェブサイトプレスリリースより
Michael S. Dell, MSD Partners and Silver Lake Lead Transaction to Combine Dell and EMC, Creating Premier End-to-End Technology Company
DellはBuild To Order(BTO)パソコンのはしりとして知名度が高いと思います。
が、法人分野におけるX86サーバの売り上げシェアもかなり高いです。
・・私のDellのイメージは安かろう悪かろうです。
価格は安いのですが、購入後の保守サービスはあまり品質が高くなく、故障の発生頻度も他社と比べると大きい、という印象があります。
(使ったことはないんですがね・・・)
個人向けPCは柔軟な構成のカスタマイズが可能で、(その分)割高ないうイメージがありますがね。
一方買収される側のEMCは法人向けストレージベンダの大手です。
あのVMware社もいつの間にか傘下に収めています。
直接この分野(仮想化)に関わっておられない方の中にはえ?EMCの子会社だったの??て思われる方も少なくないと思います。
両社が統合されることで、例えばDellのサーバ(センター)+VMWareのセットで販売といったようなクロスセルが見込めるのでしょうか?
OracleなんかのようにVMWareアプライアンス(ハードウェアとVMWareをセット)製品を提供したりといったシナジー効果が期待されるのかな?
VMWare社はある意味他のベンダ色なかったのが、Dell色に染まってしまうとこれまでのシェアにも影響がでてしまうかもしれません。。
ですが、ビックニュースになったのはやはり買収金額です。
760億ドルだって。
はっちょーえんですよ、これ。
Dellにそんな資金あんのかと正直驚きました。
株式市場からはMBO(Management Buy Out)により非上場となりましたので社債発行で資金を賄うんでしょうが、それにしてもでかい金額です。
一番おいしい思いするのは、社債発行を支援する銀行(投資銀行?)でしょうね。
手数料1%としても8,000億円ですよ。。
まったく想像し難い金額です。。。
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