2015年1月12日月曜日

Interactive Brokers LLCで口座開設してみた その1

海外証券口座開設実録シリーズ第2弾です。
米国のInteractive Brokers証券の口座をこのたび開設しました。

■ Interactive Brokers証券とは

Wikipediaより

1977年、米国でThomas Peterffyがマーケットメイカー業を開始したのが起源と言われています。
30年以上の歴史を持つこの会社で、全世界中15万8千口座(2011年12月現在)をもつグローバル証券会社です。
電子トレード専門の証券会社で日本へは2010年に進出、全世界で約20もの国の金融商品を取引きできるようです。


■ 海外証券口座開設への志向

私が海外の証券口座に興味を持ち始めたのは、2013年の初頭です。
急激な円安自体の到来が確実になり、(遅ればせながら)海外へ資産を退避することの重要さを改めて認識したためです。

ということで、開設のしやすさとなじみやすさからまずはタイで開設しました。

<参考>
タイ現地の証券会社口座を開設してきた①
タイ現地の証券会社口座を開設してきた②

資金の海外持ち出し規制を考えると(タイ現地で投資をすることのリスク - 現金の移動)、少々先走った感がありました。。
しかし、グローバル総円安時代において外貨建てで資金をもつことの重要性を改めて確認することができました。

そしてその次に考えたのが、米国株の取引です。
全世界の銘柄の評価額の過半数以上が米国の証券取引所に上場している銘柄です。

米国株の企業は株主重視の姿勢が他国のどこよりも強いと考えます。
CEOは株価を上げることに熱心だし、配当株は必ず四半期毎に配当を出します。
そして、何十年も連続で増配している銘柄も数多くあります。

ということで、米国株の取引をしたいと考えていました。







■ 米国株の国内の証券会社での取引

まず検討したのは国内証券会社の利用です。
ここ数年、日本国内の証券会社でも米国株を扱うようになりました。

大手ネット証券で米国株の扱いがあるのは以下の3証券会社くらいでしょうか。
1. SBI証券
2. マネックス証券
3. 楽天証券

残念ながら、私の基準では上記証券会社のうちかろうじてマネックス証券が使えそうという判断しかできませんでした。
私の基準は大きく3つです。

◆取り扱い銘柄数
当然、上場銘柄のすべてが扱えることが希望です。
・・・が、米国証券取引所には無数とも思える銘柄数があるようで、全ての銘柄を扱うのは困難なもよう。。
で、3証券会社が扱う銘柄数(普通株、ETF、ADR、REIT含む)は2014年12月20日現在、マネックス証券に軍配があたります。
SBI証券:1,348銘柄
マネックス証券:3,333銘柄
楽天証券:1,658銘柄

◆手数料
安いにこしたことはありません。
あと面倒くさいのが最低手数料というやつです。
SBI証券、楽天証券は1取引あたりの手数料が25USDと定められています。
何株買おうと(1,000株まで)25USDです。
ちなみに1,000株を超える場合は1株当たり0.25USDとられるそうです。
これでは、私のようは零細トレーダーは手数料のために米国株をやっているようなもんです。

で、マネックス証券はちょっと頑張ってくれてました。
1取引当たり、約定金額の約0.45%(最低5USD、手数料上限20USD)です。
なんと、1,000株以上は手数料かからないとか。
(まぁ、1,000株以上取引する人があまりいないということだとは思いますが・・・)

文句なくマネックスに軍配上がりましたね。


・取り扱い通貨
現地通貨での取引が最低限の基準です。
どれだけ、米ドル建てで魅力的な価格でも、日本円でみると全然魅力的ではない、というのがありますからね。
ですので早いタイミングで米ドルへ移管して為替リスクなく取引したい、という思いがあります。

楽天証券、米ドルの直接振り込みにも対応しているのですね。
昔は日本円だけしか駄目だったと思いましたが・・・
国内証券でいくら外貨保有してても、1度日本円に戻すか、限られた口座(日本の銀行)にしか出金できません。
日本経済が破滅的になったときには結局、日本という国の制約を受けてしまうのです。
通貨を持ち出せない、とか米ドルを日本円に両替(その逆もしかいり)できないとか。

まぁ、各証券会社はサービス力にはしのぎを削っているようで今後も改変がみられると思います。
私もまさかSBI証券や楽天証券がこれだけの銘柄数を扱うようになっているとは思ってませんでした。

ということで、少々不満はあったものの、米国株取引はまず日本の証券会社で始めることになりました。


<3証券会社の米国株サービス比較>
(出所:各証券会社のWebページを参照して整理)



■ 海外証券会社の決定

マネックス証券を使い始めて半年程度経ちましたが、海外の証券口座開設を考え直すきっかけとなるニュースがありました。
それがFirstrade証券の日本人口座開設受付再開の情報です。

まぁ、恐らく日本の税務署あたりがきちんと日本人の口座状況を把握することができるようになったからでしょうが、
Firstrade証券での口座開設ができるようになったようです。
そこで、今一度どこの証券口座がよいかを調べ直すことにしました。

私の調べた限りでは
Interactive Brokers LLC(米国)
Firstrade Securities Inc(米国)
Phillip Capital Securities(シンガポール)
BOOM Securities (香港)
といったところが候補に挙がってました。
もちろん他にもいろいろあるとは思いますが。


結果的にInteractive Brokers LLCで口座を開設することにしました。
一番の要因は、条件付きで月々の口座維持手数料が無料となったことです。
口座の資産評価額が10万ドルあることが条件ですが、口座維持手数料が無料となります。
そうでなくても月間口座維持手数料10ドルは取引で支払った手数料分を差し引いて徴収されます。
銘柄の取引単位にもよりますが、月間3-5取引もすれば手数料なんて無料になってしまうでしょう。


ということで安易にInteractive Brokers LLCへ口座開設の申請をすることにしました。


つづいて、口座開設申し込です。


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