2015年1月3日土曜日

タイ株 2014年総括

2014年タイ株トレードの総括をします。

年初あたりから株価に上昇の兆しが見られ、6月~10月がいい感じで伸びました。
年初あたりから兆しはありましたが5月に軍によるクーデター後に株価は上昇基調になってきました。
まぁー、面白くなるほどど騰がってましたね。
8月には中国で発覚した食品偽装問題により、タイの食品企業にとって特需の風が舞い降りました。

・・・と調子がいいのがそのあたりまででした。

2014年後半は、米国の力強い経済による弊害が出てきました。
米国経済復活によりFRB利上げの見通しが出てきました。
それにより、米ドルの独歩高になっています。(円は独歩安ですがね・・・)

新興国に投入されていた資金が米ドルに吸い上げられていっているかのように、タイ株の調子が悪くなりました。

さらに、米国シェールオイルに対抗してサウジアラビアをはじめとするOPECが減産しない(つまり価格下落を容認)ことを決めました。
それにより、原油価格が大幅に下がっています。
長期的に石油価格下がるのは経済には良いことだとは思いますが、資源国にとっては痛手ですね。

タイは今後の成長エンジンを担うASEANにおいて中核的な位置づけの国なので、これからも成長国としては手堅いと思います。
ですが、トレードのタイミングは少々難しい気もします。

新興国に対しては弱気な見方はされているものの、堅調な経済を維持すると思うのでそこまで大幅な下落もしないのでは?と思われます。
どこで仕込んでどこで売り抜けるか、今後はそれが難しくなりそうです。

あとは、タイにとっての大きなリスクである、政治問題がどこで勃発するかですね。
軍政から民政への移管時期は要注意です。
あとは、プピポン国王の健康状態が懸念です。
リスク要因としてみておかねばなりません。


と振り返ったところで、2014年の実績をみてみます。。

年間通算の運用パフォーマンスは12.29%でした。
年末の下げ具合が懸念材料です。
2015年初頭もあまり勢いよいとは思えないので、10-11月で1度利益確定しておけばよかったかもしれません。

銘柄別にみると、エネルギー、運輸、金融の3銘柄であるPTT、BTS、SCBが全ポートフォリオの過半数を占めています。
評価損益が10弱~20強%程度なのでまぁここいらの値が私の全体のパフォーマンスを決めています。

個別にみると、優秀だったのがCKPでした。
2014年当初は、配当もない、株価も騰がらないこの銘柄をとっとと損切りしちまおうかとも考えました。
しかし、その後は一時20 Bahtを超えるなど私のポートフォリオの中で損益率に関してはダントツのNo.1株になってしまいました。
BTSやPTTなんかは巨大すぎて大きな動きを期待しづらい中では、こういう銘柄が結構嬉しかったりします。
2015年はどうなるかわかりませんがね。

<参考>
Trading Alert List入り CKP:TB
CKP:TBどうした?


タイと言えば食品でしょと思い購入した銘柄がICHI、CMでした。
相場全体が昇り調子のときは結構よかったんですがね。
足下ら先は私の足を引っ張るポートフォリオとなりました。

ICHIは創業者があのOishi Groupを立ち上げた人なので2番煎じという意味では申し分ないかなと思います。
三菱商事と組んでインドネシアにも進出しますし、ASEAN成長の恩恵を受けれるのではないかと考えています。
(参考:三菱商事プレスリリース
現在は評価損状態なのでタイミングをみて買い増していこうかと思います。

CMの方は、、、ちとマイナーすぎましたかね。。

あと残念な銘柄はNOKでした。
Nok Airの面白い期待に惹かれて購入したものの、経営状態覚束ないようでした。
2014年は客足が戻らなかったのがいたかったのでしょうか。
今は原油安が収益には追い風となっているはずですが、、、追い風にはまだなっていないようですね。
タイは観光産業立国なので観光や旅行に関連した銘柄を持っておきたいのですが、LCCの企業への投資はちと厳しいかも、ですね。

タイは情報収集がチト難しいというのがありました。
証券会社から提供される情報だけではイマイチでもう少し詳細なニュースがあると参考になってよいのですがね。





タイ株2014年パフォーマンス
※ディーツ法により算出



2014年末時点タイ株ポートフォリオ割合
 

2014年末時点各銘柄の評価損益率と評価額割合
 





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