そんな中、2016年2月16日のニュースでソフトバンク7年ぶりの上昇率を達成したとのニュースを目にしました。
(Bloomberg記事)
ソフトバンク株がストップ高、7年ぶり上昇率-過去最大の自社株取得
記事によると、
保有資産の売却資金や手元資金を充てることで、5000億円を上限とした自社株買いをやるとのことです。
過去最高額の自社株買ということで市場が大きく反応したようです。
ま、確かにサプライズなんですが・・・
これて、中長期的にはソフトバンクにとって逆サプライズではないかと。
お金を自社株購入に投入するということは世間一般では、当面事業規模を大きくできるような案件がないってことを示唆してるんですよね。
自社株買いが必ずしも企業のValuationにおいてマイナスになるわけではないと思います。
例えば、たばこや電力等、投資による大きな収益が見込めないことが分かっている場合は、得られた収益を株主に還元する手法として定番のアクションと思います。
配当なんかよりも自社株買いの方がよっぽどよい(税金面で)という方もおられるわけです。
しかし、ソフトバンクにおいては逆効果になると思います。
要するに他に使い道がないと。
今のソフトバンクにとっての最善の投資先は自社を買い上げ、株主価値を濃縮することですってことですよね。
これまで、大きな借金をして様々な投資をすることで事業拡大を成し遂げてきたソフトバンクでしたが、その成長に陰りが見えたということに他ならないのではないでしょうか。
米国のスプリントの事業がうまくいってないんでしょうかねぇ・・・
ちなみに、「保有資産の売却」て、アリババの売却ですかね?まさかスプリントではないとは思いますが・・・
何年か経ってみて、このタイミングがソフトバンク株のターニングポイントだったね、と言われないように頑張ってほしいものです。
私、一応この会社の株主ですので(もちろん評価損です!)。
ソフトバンクグループ株価チャート
(出所:ヤフーファイナンス)
Sprint Corporation株価チャート
(出所:Yahoo Finance)
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