2016年2月7日日曜日

日本経済は輸出依存型か?



我々日本人は、既成概念にとらわれ過ぎているのではないか?
ここ数年(2~3年くらいかな)、何となくそんなことを考えるようになりました。

で、アベノミクス始まって以来言われ続けた、そして2016年初頭より、ググっと動き始めた円の為替レートです。
日本では円安が好まれているように見受けられます。
それは、「日本は輸出に依存しているので円高になることで製品が売れなくなる」などという言葉とともに説明されることが多いように思えます。

確かに、日本も高度成長期には世界の工場ともいわれ、輸出に大きく依存してた時代もありました。
しかし、当時の(まぁきっと輝いてた頃なんでしょうな)自己イメージを抱き続けたまま固定化し続けてるのではないでしょうか。






国別の輸出依存度をまとめたウェブサイトがありました。

(参考)
世界の輸出依存度 国別ランキング・推移

同サイトによると、日本の輸出依存度は144位だそうです。
過度に輸出(貿易)に依存している、香港、シンガポール(同1、2位)などとは比べ物にならず、ユーロ圏の先進国であるドイツ(同50位)、フランス(同121位)、イギリス(同137位)と比べても輸出依存度は低い数値となっています。

個人的にシナが輸出依存度110位というのには驚かされましたが。
(まぁこの国の出す数字は出鱈目なのであまり信用しない方がよいでしょう)


要は、円高に耐えられなくなったこともあると思いますが、日本起業は積極的に海外進出し現地生産を行っていったってことですよね。
逆に、エネルギー資源の大半を輸入に頼る昨今、円安というのは貿易収支を悪化させるもの以外の何物でもないのではないでしょうか。

相場においては、円安になることで相対的に株が割安になるからか、日経平均は騰がること多いですがね。
相場と実体経済て今はあまり紐ついてないように思えるので、円安で株高になっても景気が良くなったとは思いづらいのですよ。

私もこれまで漠然と輸出依存している日本の経済は円高になると打撃を受ける、と考えていました。
が実態は何年も前からこの輸出依存型から脱してたという事実があるんですね。

これ、政府や報道機関が意図的に情報を明確にしなかったのでしょうか?
正直怠慢を感じます。(何か既得権益者にとって都合が悪いことがあるんでしょう)

我々国民が意図的かどうかにかかわらず、こういった情報に無関心だったからでしょうか・・・
どっちにも責任がありそうです。

しっかりと事実を見極める目(眼だけじゃなく五感)を鍛える必要があると痛切に感じた今日この頃でした。

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