2016年2月12日金曜日

日本はエネルギー資源国家!?

日本は資源小国である。
だから、大東亜戦争の戦端はアメリカからの禁輸によって踏み切らざるを得なかった、というのは通説ではないでしょうか。
そして戦後も原油メジャーからの言い値(推測ですが)に近い額で購入する契約をせざるをえないということですね。
少なくとも市場価格とは大きくかけ離れた価格で輸入しているといってもよいでしょう。

そう思っていた、思いこまされていた(誰からでしょう?)私たちですが、どうやらそれは違うようです。

それは、メタンハイドレートだそうです。
なんや、それってコスト高過ぎて話にならんのと違うんかい、そう思ってました。
が、実態はそうでもなさそうです。







■所在/埋蔵量
メタンハイドレートはどうやら、地震の多く発生する海底に多く埋蔵されているそうな。
なんと日本近海には100年以上の消費量を賄えるほどのエネルギーが埋蔵されてるそうです。

■採掘コスト
問題の採掘コストですが、現在の技術ではシェールガス(オイルかな?)の5倍はするだろうと言われてます。
なーんだ、それじゃダメじゃん、て感じですよね。
ただでさえ原油安でシェール企業はかなり苦しい経営を続けている状況です。
シェールよりさらにコストのかかるメタンハイドレートが生き残れるはずはない、という感じですよね。

ただ、この話は(既得権益に配慮した)ちょっとしたからくりがあるようです。
馬鹿みたいに採掘コストがかかるのは太平洋側に存在するメタンハイドレートだそうで。
それは、メタンハイドレートが不純物(砂)を含んでいるいわゆる砂層型メタンハイドレートだからだそうです。

しかも賦存状態は圧倒的に日本海側の方が良好らしいのです。
日本海側海底には比較的深度が浅い部分に、非常に純度の高い(砂を含んでいない)メタンハイドレートが潤沢に埋蔵されてるとか。
(まだ調査もしきれてないんだっけな?)
そうなると圧倒的に低コストで採掘でき、短期間で実用化とも言われています。
・・・ま、なぜか動きが鈍いんですよね。。。お金(予算)がなかなかつかないみたいだし。

■これからの展望
このメタンハイドレートは日本にとっての切り札にできるのではないでしょうか?
これまで産油国やオイルメジャーの言いなりになってきたエネルギー資源調達コストですが、自前資源をもつことで交渉は圧倒的に有利な状態に持ち込めると思います。

だって、あまりに高い値段ふっかけてきやがったら、「じゃ自前でエネルギー産出しますわ」ということができますね。
もし、これが実現できれば(できなくても、資源と採掘技術もってれば)交渉の際の1つのカードに利用できますよね。
是非国策としてやっていただきたいのですが・・・日本て既得権益の存在が強すぎて、新たな価値の獲得をするんですかね?

恥ずかしながら、和菓子がこのメタンハイドレートの事情を知ったのは(といっても書籍レベルですが)、ごく最近のことでした。(2016年にはいってからでした。)
3.11で日本のエネルギー算出の4分の1を支える原発が稼働停止した時に、もっと真摯に受け止めるべきでした。
当時はきっと原油や天然ガスを相当なぼったくり価格で購入させられてるはずですから。

このメタンハイドレートの実用化は是非とも早期に実現してほしいと思います。
何か個人レベルで支援できることないですかね?

独立総合研究所社長の青山繁晴氏の個人ブログにて、この希望の海洋資源についての講演会開催が紹介されてます。(傘下無料だそうです)

【★申し込み方法について追記しました】 来てください、メタンハイドレート実用化の無料講演会。読んでください、産経新聞の記事。

主催は兵庫県の水エネルギー課だそうで
海洋エネルギー資源開発促進講演会

ちと遠いのですが、、、言ってみようかな。。
私ごときのしろうとが行っても無駄か・・・・

■最後に(思ったこと)
この、メタンハイドレートのお話、非常に夢があると思います。
それもかなり現実に近い。
経済は停滞し、高齢化が蔓延し閉塞感だらけの日本の社会において、これまでのあきらめに近い感覚を吹き飛ばしてくれるんではないかと。
実現に向けてはいろいろと壁あると思いますが、是非とも成し遂げていただきたいと思います。
自分にできることで大したことはないですが、まずは関心をもつことから始めたいと。。


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