2013年12月24日火曜日

タイで投資をすることのリスク - 王政

タイはその国名タイ王国(Kingdom of Thailand)王政に基づく王室があります。

(一部、推測を含みますが。。)
タイの国民は王国であることに誇りを持っており、現国王のプミポン国王はタイ国民から愛されているようです。
日本における天皇陛下と同じもしかしたらそれ以上に国民から敬愛されているようです。

プミポン国王が敬愛されているのは、国王だから、という理由ではなく、プミポン国王自身の人となりが敬愛されているようです。

ですが、その国王がかなりの高齢で、崩御の際に跡継ぎに大きな問題が出てしまいそうです。
現プミポン国王のような人徳のある人はそうそういないでしょう。

そもそも跡取りでもめるかもしれません。
これまで、タイはデモが激化しどうしようもなくなったときの最後の砦が国王でした。
同じ国民だから、ええ加減にせぇ、と。
それまで争っていた人たちも当然信頼する国王のいうことを聞いて、ようやく矛を収めるというということが多々ありました。
そういう歯止めがなくなってしまい、争いが激化してしまい、国として機能しなくなってしまう懸念が高くなります。

そうなってしまうと、タイへ投下していた外国資本の資金は一気に引き上げとなるでしょう。
株は暴落しタイ発のバーツ危機などが発生してしまうことも起こりえないとは言い切れません。

プミポン国王の次の王位継承が適切に行われるかどうかが、タイ経済のリスクの分水嶺になるだろうと思っています。

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