2013年12月20日金曜日

つなぎ売りの概要

つなぎ売りとは一体どのようなトレード手法なのでしょうか?

特徴的なトレード手法としては、以下2点かなと考えてます。
 1. 買いと売りの両建てをすることで、利幅を確定する
 2. 両建てを適切なバランスを見計らって決済しそれぞれで利益を得る

1点目は、玉の建て方ですね。
買いと売りを両建てをすることで、建て玉の評価額を固定化することにあるのでしょう。
例えば、1ドル90円で買建を、1ドル100円で売建を同玉数で建てた場合を考えましょう。
相場がどれだけ動いても、建玉の差額10円×玉数の利益が確保されることになります。
1ドル200円になろうが、1ドル10円になろうが、トータルの利益額は変わることはありません。
この両建て化により相場変動のリスクをほぼ減らす効果があります。
※ただし、スワップ金利は損しますし、手数料ある場合はその分も損ですね。

2点目は、決済の方法ですね。
基本的に相場は上昇と下降を繰り返すものという前提がまずはあると思います。
高い時に買建を決済し、安くなった時に売建を決済することで多くの収益が得られるということですね。
先ほどの1ドル90円の買建と1ドル100円の売建を考えましょう。
相場が1ドル80円になった時とトータルの利益は10円×建玉数ですが、個別にみると売建の利益は20円×玉数になってます。逆に買建の方は10円の損失。
このタイミングで売建だけを決済する。そして、相場が上がったタイミング、例えば1ドル100円になった時に買建を決済をする。そうすることでそれぞれの建玉から利益を得ることができ、収益が倍増するというものです。
ただ、売建を決済したときにさらに下がってしまうと悲惨な結果が待ち受けてますが。

スイングする相場でうまく両建てポジションをとってリスクを減らしてうまく決済してね、ということですね。
言うは易し行うは難しですが・・・
まぁ、どのようなトレード手法であっても理想と現実は違うもの。
売建を持つとスワップポイントマイナスになってしまうので、あまり取引したことないんですが、あまりリスクの無い範囲でトライしてみようと思います。

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