2013年12月11日水曜日

しろうとれーだーの強み

投資・トレードの世界は弱肉強食の世界です。
市場参加者にゴルフでいうようなハンディキャップというものはなく、完全に実力がものをいう世界です。
そして、市場プレイヤーの中には大多数のプロフェッショナルもしくはセミプロの投資家、トレーダーがひしめいており、市場の勝者となるために手薬煉を引いていることでしょう。
そんな危険な世界に私のようなしろうとれーだーが身を投じるのは、狡猾なプロの餌食となってあっという間に投資資金が消えて行ってしまうことは確実、そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実なのではないか?とこの世界に入りたてのころは感じていました。
しかし、こんなしろうとれーだーにも、嫌、しろうとれーだーだからこそ、プロフェッショナルにはない大きな強みがあります。そしてその強みを有効活用すれば、その多くのプロを出し抜くほどに肉薄できるほどのパフォーマンスを発揮できる可能性があります。
それは「時間」です。
プロフェッショナルの多くはある「一定の期間」に「一定の成果」を出し続けることを求められます。この限られた時間で、というところがポイントです。
例えば、2008年のリーマンショック。有望な銘柄の評価額がどんどん下がっていっている。このまま買い下がっていけば、何年か後経済が復興してきたときにはきっと大変高いパフォーマンスが得られるはずだ、、、と思ったとしてもその通りのことができないのです。繰り返しになりますが、プロフェッショナルは一定の期間で一定の成果を出すことを求められるため、「今後数年はマイナスになるけど我慢して」なんてのは基本的には許されないのです。なので、パフォーマンスが評価されるころになると、持ち続けたくても評価の低いものはロスカットせざるを得ないはずです。
しろうとれーだーは多少、銘柄選定や購入タイミングを失敗しても、よりよいタイミングになるまで「十分に」待つことができるわけです。
私なぞは、2010年ころFXでUSDを約91円で買い注文を出してしまい、あれよあれよの円高となってしまったので一時期建玉を見るのが嫌で完全に放置してました。。。
ところが今やUSDは103円前後の円安となってますね。円高の時期を乗り越えるだけの時間的な猶予があったことが勝因ですね。
短期的には不利な勝負でも時間という武器を大いに活用することによって、かなり有利に運ぶことができる、というのが私の考えです。
よく損切は早めに!と言われることが多いと思いますが、私の場合は評価損は塩漬け!でなんとかうまく運用ができてきています。
まぁ、若干非常識な運用の気もしますが、トレードの世界に入門してかれこれ10年近く経つので、それなりにやっていけるという自信と自覚もわいてきました。
後は常に、謙虚でいることが大事なのだとは思います。

※当然ですが、トレードの世界に使える資金は生活資金ではなく、余剰資金でなければ時間の恩恵を得ることはできませんね。

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