2014年1月8日水曜日

バーツ、債券が政治的緊張により下落

バーツは2010年以来最低水準に下がりました。
2か月にも及ぶ政治的不信が投資家の不信を招きました。
そして、海外ファンドがタイから資金を引き揚げたようです。

デモ隊は1月13日(月)に政府庁舎の封鎖やバンコク市街の20の主要交差点の占拠を計画しています。
そして、暫定首相Yingluck氏の退陣を求めることを人民民主改革委員のトップSuthep氏が宣言しています。

公式データとして示された タイ債権のグローバルファンドの売越額は、104US$(Million)となり、固定利付き債権購入額を上回ったそうです。
 バンコク銀行の外国為替トレーダーDisawat Tiaowvanich氏 は、政治的懸念のために海外投資家はよりドル買いを好むだろう、バーツとタイ資産は来週迄弱気が継続するだろう、と述べています。

バーツは0.4%下落し、1ドルあたり33.12バーツとなっています。(2014年1月6日 午前9時ころ)
これは2010年以来の最安値となりました。
SET指数も5.7%下落し、2012年8月以来の安値を記録しています。

選挙委員会は2月2日に予定されている総選挙を4月か5月に延期し、人民民主改革委員による政治的緊張が緩和するのを待つよう勧告しているようです。
反政府派は1月13日よりバンコクの大部分を 「Shut down」させると言っており、選挙延期への圧力を強めるようです。



長期的にみると、バーツやSETが下げている今は寧ろ買いに回る判断はアリだと考えています。
大部分の人がやるべきだと考えていることをあえてやらない、というのが非常識トレードの前提になりますので、短期的な下落は買付単価を下げる良い機会だと考えるようにしています。
特にタイ株への資金投入の出遅れた私にとっては絶好の機会として市場を注視していきたいです。

しかし、バーツ下落は米ドル(及び円以外の通貨)に対しては起こっているものの、円に対してはほぼ水準変わらず、、という状況です。
1バーツ2.5円程度だったあの頃(1-2年前)が勿体ないです。
まぁ、尻尾と頭はくれてやるという相場の格言もあることですし、今に集中していきたいですね。



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