今週は大きな動き(の前兆かな?)が見られました。
前半は中国経済の失速観測、後半はアルゼンチン通貨危機です。
中国は最近経済成長の鈍化が懸念事項として言われています。
しかし、高成長を常に維持することはできるわけがなく、いずれ終焉に向かうでしょう。
それ自体はそれほど問題はないと考えてます。
成長しきった、先進国が年7%成長なんてするわけないですし。
今の懸念事項はシャドーバンキングによる不良債権の顕在化や、不動産バブルの破裂、高齢化社会等でしょうか。
最近はシャドーバンキングに対する懸念の強さというのが顕著になってきているような気がします。
ということで、HSBC PMIと同時に豪ドルが安値に動きました。。そして、それは新興国の通貨安へとつながり、極めつけはアルゼンチン通貨の急落です。
アルゼンチンの中央銀行が外貨準備高の減少を理由に、アルゼンチンペソ支援の打ち切りを示唆したようです。
これに敏感に反応してしまい、2002年以来の大幅な通貨暴落となったようです。
このアルゼンチン通貨暴落を受け、軒並みリスクオフ、つまり円高にシフトしていきました。
円高を期待して入れておいた買い注文が軒並み約定してしまいました。
(もっと円高を想定しておけばよかった。。。)
本音を言えば、買い急いでしまったと感じています。。
アルゼンチンの通貨暴落には悲観的な見方をされているのか、2014年中に破綻する、と予測する著名人が多いのでしょうかね。
来週からも円高の流れは暫く続くのではないかと思われます。
アルゼンチン政府がどのような対策を打ち出すか、他に悲観論を覆すようなサプライズがあるかどうか、相場の注視が必要です。
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