タイのモバイルユーザが人口の1.3倍に

Bangkok Postによると（2013/12/25）、タイのモバイル加入者数はタイの全人口を超過したそうです。
タイ人口の約1.33倍だそうで、人口約6,700万人（※）に対して9,550万人になったそうです。
言うまでもなく、1人が複数回線に加入しているということですね。

（※）情報参照元Google Public Dataより


National Broadcasting and Telecommunications Commission（NBTC）の発表によると、タイローカルのモバイル市場は以下のように増加しているそうです。
・ローカルのモバイル契約者数はは9%増加し、9,550万人に
・そのうち、3G-2,100MHz帯の契約者が2,500万人に

また、各種の通信料金も3G市場の激しい競争によってかなり下落しているようです。
　音声通話：45%下がり、0.53BHT/分
　インターネットサービス：36%下がり、0.21BHT/分
　SMS：46%下がり、0.84BHT/メッセージ
　MMS：29%下がり、2.77BHT/メッセージ

一昔前の日本を見ているような気がします。
日本よりも勢いが激しいように思えますが。。

ただ、今後は新規加入者数の伸びは鈍るはずですので、限られたパイの中で通信会社が顧客を奪い合いするということになると予想されます。
そして、次世代通信方式への設備投資が経営の重荷になって次第に首が回らなくなっていくのではないでしょうか。
変化の早い業界（しかも新興国）なのでほんの数年のうちに業界地図があっという間に塗り替えられるかもしれません。
ただ短期的には非常に成長の見込める分野であることは間違いないようです。