2015年7月6日月曜日

ギリシア狂想曲はまだまだ続く

平穏無事に終わることを期待してた方は多かったでしょうか?
2015年7月5日に行われたギリシア国民投票では、ユーロに新たな波乱を巻き起こしました。
(ギリシア国民がつらい思いをするのは結果に関わらず変わりないのですがね)


(ロイター記事)
ギリシャ国民が緊縮策にノー、首相は交渉再開姿勢 混迷増す

ツィプラスさん、勝利宣言に近いものをされちゃってますが。
で、「休業中の銀行再開に向けて債権団と交渉を再開する用意がある」だってー。

どんな交渉すんでしょうかね?

 ユロ「で、いつ金返すんだ?」
 ギリ「いや、国庫は底をついてて払えないずら」
 ユロ「おーのーだずら。いろいろもってる資産を売り払ったり、
    給料払ったりやることあるだろ、何が反緊縮だずら」
 ギリ「だって国民が嫌がってるずら」
 ユロ「じゃあどうやって借金返すつもりだずら」
 ギリ「だから払えないずら」
 ユロ「・・・」
 ギリ「だから借金を減らしてくれずら。そうすりゃユロからも離脱はしないずら」
 ユロ「・・・・・・」

てな感じでしょうか?ぐだぐだな交渉になりそうな気がします。。。

しかし、ギリシア政府よ、どうする?
EFSF(European Financial Stability Facility)やギリシアをデフォルト認定しちゃってますし、IMFも延滞(つまりデフォルト扱い)という指摘もし始めると思いますし。
休業している銀行の資金(流動性資金)が底をついたらもはや身動き不能ですよ?
輪転機を動かして独自通貨発行するか?
それとも、国民の預金を流動性確保のために使うか?
いずれにせよ、どこかからお金を調達しなければ活動不能となるのですが・・・・

そうなると国として存続できなくなっちゃうよ。。。


国民投票の結果から、どうもギリシアのユーロ離脱が現実味を帯び始めてきたという見方がでてきました。

(ロイター記事)
コラム:ギリシャ、ユーロ圏残留は困難に

ギリシャ、ユーロ離脱の可能性高い 他国への影響は限定的=S&P


実際はどうなるんでしょ?
さすがにユーロ離脱まではしないと思いますが。。


(ロイター記事)
「EUは死に瀕した」、勢い付く欧州各地の反EU政治家

これで、もしかするとユーロ各地でユーロ離脱の動きが進むかもしれません。
ユーロの首脳(とドイツもかな?)は一番これを恐れてたはずなんですが。
※ギリシアごときはつぶれようが離脱しようが些細な事ではないのですが、これをきっかけにユーロ圏の存続を危ぶまれるようなユーロ離脱の動きがでてくることを恐れていたのでしょう。
英国もユーロ残留を国民に当とか言ってるし、スペインなんかもカタルーニャが分離独立求めてたりしますし、いろんなところでユーロ離脱運動が起こるかもしれませんね。


本日の為替相場はギリシアの国民投票結果を反映してか、大きく下げた状態から始まりました。
だんだんと前週末終値に近づいてきましたが・・・
相場の動きはとりあえずはユーロ債権団とギリシアの対応次第でしょうかね。



ユーロドルチャート時間足
(出所:ヤフージャパン)




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