2014年10月3日金曜日

アジアの金融センターで民主化を求めるデモ

香港はアジア地域(中東を除く)で自他ともに認める金融センターと言えると思います。
その香港の金融街中心である、中環 セントラルが機能不全の危機に陥ってしまいました。

大陸(中国共産党)の提示した、香港行政長官選挙制度改革案を不服とした民主派の市民・学生が抗議行動にでたそうです。
デモに参加したのは、中高生までいたとか。
その香港行政長官の新選挙制度は、中国共産党の息のかかった者が立候補者になるとか?
香港返還から17年が経過しますが、中国共産党は、そろそろ香港を思うように操る時期だと考えているのでしょう。

元々の香港市民は当然、中国共産党の意のままにされるのは承服できないでしょう。
これまで民主政治で成り立っていた生活が、中国共産党の支配に基づく抑圧された社会になってしまうのは堪えがたいといったところでしょうか。

中国は英国から香港の返還を受ける際に、一国二制度を敷くことで当時の民衆の反発をおさえたと言われています。
香港は中国領に属するものの、中国国内の支配とは独立した活動をすることができるということになっています。

ですが、徐々に中国共産党の支配の手が伸びていたのでしょうか。
実は今年、国債金融拠点として香港の金融機関に口座を持とうと考えていましたが、躊躇してやめてしまいました。

外貨の保有に課題を抱えていますが、PRC(ちゅーごく)リスクがあることを鑑みると香港に金融機関の口座を持たなくて正解だったかもしれません。
デモ隊のリーダと香港政府は対話することになったようですが、果たして対話による解決はあるでしょうか?

しっかし、4千年の歴史を持つといわれるPRCさんですが、異分子の取り込みをうまくやっているようには見えないのですが。。。
チベット自治区しかり、ウイグル自治区しかり、そして香港と・・・
力で抑え込もうとして反感買ってさらに力で抑えて、さらに反感買って、、、となかなかの悪循環を重ねているようにみえます。
思えば中国共産党支配の国が出来上がって55年くらいですか?
そろそろ制度疲労が起こってもおかしくはないですね。
そして易姓革命により過去の政党は悪かったことになるんでしょうね。

まぁ何にせよ、大きなけが人無くデモが収まってくれればと思います。
観光にも行きづらいですしね。。。


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