2015年6月24日水曜日

ギリシアの問題は相場にどのように織り込まれているか?

2015年6月23日、債務不履行の危機に瀕するギリシアですが、EUが支援(支援に前向き)であるとのニュースが
日経やロイターから発表あれていますね。

(日経記事)欧州委員長、ギリシャ支援「週内合意を確信」

(ロイター記事)ユーロ圏首脳はギリシャ改革案を評価、週内合意目指す


記事によると、ギリシア政府が新たに提出した財政再建策が前向きに評価されたとのこと。
EU大統領である、トゥスク氏が6月24日夜に支援策を承認し、25日朝にユーロ圏首脳の最終承認を得る方向でことが動き始めたようです。

なぁーんだ、っと言ってはいけないでしょうが、ギリシアにとってはこれからも苦難が続くということですよね。


当事者にとっては大変なことがしばらく続くのでしょうが、相場の参加者は一体このギリシア問題をどうとらえているんでしょ?


まず、ギリシアが三行半をつきつけられようと、そうでなかろうと1つのイベントとして捉えてよいようです。


思うに、ギリシアが仮に債務不履行かつユーロから脱退という事態が発生した場合は、ユーロは強くなるでしょう。
それはユーロ弱体化の要素が1つなくなるから。
ぶっちゃけユーロ通貨経済圏の大御所であるドイツからみたらギリシアの経済規模はとるに足らない規模、ということでしょう。
貸した金返さないとかだだこねたりしてるので、これまでの融資を手切れ金にして金輪際関わらない方がドイツにとってはよいでしょう。
ただ、打算的な見方をすると、強すぎるドイツの経済に対してギリシアのような弱みを持っておいた方がよい、と考えている可能性が高いです。
だって好調過ぎる経済は今の米国のように通貨高を招きます。
今、ドイツはほどほどに割安な通貨のもと輸出絶好調という感じではないでしょうか。

反対に、ギリシアがユーロ圏の各国(ドイツかな?)の言うことをおとなしく聞いてしまった場合。
ユーロはやはり軟調になるでしょうね。
運命共同体の中でギリシアという問題児の面倒見なきゃいけないですから。。。。
ですが、ユーロの金融緩和効果が意外にも早く出始めているようで(ドイツの国債金利は騰がったし)、、
以外にもユーロ圏の金融緩和解除が早くなる可能性もでてきました。
ということで、素直なギリシアのケースでも長期的にはユーロが強くなる方向へ動きそうな気がします。

直近の相場の波でいうと、それなりに下がったり、騰がったりしそうですがね。
さて、私の見通し(単なるヤマ勘ともいう)はあたるでしょうか???
日々の波にもまれながら相場の動きをキャッチアップしていこうと思います。


ユーロドル日次チャート
(出所:ヤフーファイナンス)


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