2015年6月29日月曜日

ギリシアを発端とした暴落相場?それとも絶好の買い場?

先週(2015年5月22日週)、ギリシア債務問題はうまく解決の道が示されたのか?
と一瞬相場がほっとしたように見えました。

2015年6月25日にはこんな記事も出てました。
(ロイター記事)
ギリシャ首相「欧州史は妥協の連続」、債権団との合意に自信

しかし、週末に向けて、不穏な空気が流れてきました。
ギリシアは欧州の債権団からはダメ出しされ、厳しい緊縮対策をせよと。

そして極め付けは、2015年7月5日の国民投票することを決めて、
2015年6月29日からの銀行の休業、1日当たりの引き出し制限(60ユーロ/day)等、この世のおわりー的な雰囲気を醸し出すようになりました。

(ロイター記事)
ギリシャが銀行休業・資本規制導入、ECBは追加支援見送り

ギリシャがユーロ離脱しても「世界の終わりではない」=欧州委員


こんな難しい問題を国民の意思に委ねたということは、ツィプラス首相、バルファキス財務相らギリシアの政府首脳陣は匙を投げた状態でしょう。
この時点で政府は退陣すべきでしょうね。
この政権はそもそも緊縮予算反対の公約が支持されて成立しました。
(それ自体はまぁ悪くはないとは思うのですが)
IMFやユーロの債権団とのタフな交渉を切り抜け債務の減免や支払い延期等を勝ち取るべきなのです。
それを、債権団からダメっていわれちゃいました。
あとは国民の皆さんの判断に任せますってことでしょ?

債権団だけでなく、有権者からしても「おい、しっかり責任果たせよ!」と突っ込み入れたくなります。
もしかすると、これもギリシアは見捨てられることはないはず、という自信を背景にした強気なパフォーマンスかもしれませんがね。

・・・とまぁ、週末の色々なニュースもあり、週明け2015年6月29日の相場は浮き足立ちました。

為替でいうと、ユーロは大幅安から始まり、ドルも売られました。
(リスクオフの円高と言った方がよいかも)

中国株は一瞬は持ち直すだろうと思いきや、終値4,053.031と前日比-139.824(-3.34%)と続落しました。
中共さん、せっかく大幅緩和して株価反発期待したろうに、ギリシアの情けなさに相場の流れをもってかれた感じですねぇ。


私としては、ここでユーロ買いを仕込むべき、とも思いましたが暴落の初日(?)はあまり手を出さない方がよいと考え手を出すのやめました。。
いつものパターンだったら、大きく下がったユーロ(ユーロドル)のロングポジションを積み増してたと思います。
もっと良いチャンスを狙い、じっくりと相場を見ています。

ここんとこの流れではユーロ高(ドル安)の方向に動くと思いますが、これいかに?


ユーロドル 5分足チャート
(出所:ヤフーファイナンス)



上海総合指数 日中チャート(2015/6/29分)
(出所:Bloomberg)



相場の住民からすると、目が離せなくて熱中!という状況でしょうが当事者であるギリシア国民の皆さんは大変な思いをされてるでしょう。
まぁでも、っこんなうだぐだな首相を選んでしまった自己責任ということで。。



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