サラリーマンによる相場の世界の歩き方: タイで銀行口座を開設するためにはWork Permitが必須に・・・

昨日（2014/11/3）、KT ZMICO証券より「Cancellation of Recommend Letter」という件名のメールが届きました。
KT ZMICO証券は私がタイ株を取引きするために使っている証券会社です。

何だ！？と思いメールを見てみると・・・

Siam Commercial Bank（SCB）の口座開設推薦状発行を取りやめる、との通知がありました。

これまでは、KT ZMICO証券で株式を30万バーツ保有していれば（評価額でなく原価）、SCBの推薦状を作成してくれました。
で、それを持ってSCBのLiberty Square Buildingロビーフロア（1階）へ行けば、難なく口座開設及びATMカードを作成することができました。
※最低500Bahtの入金と、350BahtのATM発行手数料は必要です。

一応、以下にそのときのメモを記録しています。

　タイ銀行口座開設してみた①

　タイ銀行口座開設してみた②

通常の（KT ZMICO証券を介さない場合）口座開設には、当然Work Permitが必要でした。
（2～3年以上前？は普通にWork Permitなしで口座開設できてたらしいですがね。。）

タイ非居住者に立ちはだかる、Work Permitの魔法のように壁をすり抜けることができるのが、このKT ZMICO証券からの推薦状でした。
その推薦状が今後（2014/11/3以降）は作成してもらえなくなるとのことでした。

理由は、ASEAN経済共同体発足に伴う、金融機関の方針・政策の見直しによるもの、とのことでした。
普通に考えると、タイに住んでもいないのにタイの銀行口座必要ってありませんよね。
世界的にマネーロンダリング問題が出ている中、まぁいつかはこんなことになるだろう。。。

タイの銀行に口座を作りたいかたは残念でした。。。
・・・と思ってると・・・
もしかすると別の方法で解決できるかもしれません。

例えば、配当の振込先を銀行口座にしたい場合には、口座開設できるかもしれないとのことです。

以下銀行に直接連絡して交渉してくれ、とのことですね。
Krung Thai Bank
Siam Commercial Bank
Kasikorn Bank
Bangkok Bank
Bank of Ayudhya

1. KT ZMICO証券に銀行口座開設したい旨を伝え、KT ZMICO証券経由で銀行の担当者へ確認する。
2. Work Permitある場合はほぼOKなのでしょう。
3. Work Permit無い場合はパスポートと以下いずれかの書類を提出する必要があるようです。
- 国際免許証
- 在留確認証明書（在タイ日本大使館発行）

在留確認証明書を取得するのはいろいろ面倒くさそうなので、国際免許証を準備しておくのがよいでしょうね。
国際免許証は、日本の雲梯免許更新センターもしくは指定の警察署で手数料2,400円（＋顔写真）とがあれば作成できるようです。
※当然運転免許証は必要ですが。

一番は1.で銀行担当者がOKを出すかどうかでしょうね。
非居住者の場合は、当たり前ですが、銀行口座が必要な合理的な理由というのが必要となりますよね。
例えば、KT ZMICO証券で保有している株の配当受け取り口座が必要だ
（だけど日本の銀行には送金してもらえないのでタイで銀行口座を開く必要がある）
という理由はOKなのかな？

何にせよ、タイへ行く前に銀行口座を開設可能かどうか十分に確認することが必要ですね。
でないと行き損になってしまうので。。。

まぁ、個別の銀行の支店の担当者の裁量によることが大きそうですが、結構寛容な対応に思えます。

私は今年（2014年）の3月頃口座開設したのですが、早めに開設しておいてよかったというところでしょうか。