2015年11月12日木曜日

ミャンマーの民主化は進むのか?

2015年11月8日ミャンマーで実施された総選挙で国民民主連盟(NLD)が過半数の議席を獲得し勝利しました。
NLDの党首は話題の人、アウン・サン・スー・チー氏です。


(参考)ロイター記事
スー・チー氏、新政権指揮に意欲 「次期大統領に権限ない」


今回が民政移管あと初の総選挙だそうです。
現政権は見事に敗北しちまったそうですが・・・






選挙後の氏の発言見ると何やら胡散臭ささが溢れ出てるように見えるのですが、私の気のせいでしょうか?

(以下引用)
スー・チー氏は英BBCに対し、「選挙に勝利した党のリーダーとして全ての決定を下す」と明言。また、チャンネル・ニュース・アジアに、次期大統領には「何の権限もない」と語った。


ミャンマーの憲法では、スー・チー氏は大統領にはなれないそうです。
外国人の家族がいる場合、大統領になれないそうです。
これは、国の決まり事なのだからどうひっくり返しても変えられないのです。
ちょっと前に改憲しようとしましたが見事失敗もしましたし。

どこの国の憲法でもあるような、外国人に参政権がないのと同じようなものでしょう。





で、じゃあ誰が大統領になるのか?という話が出る前にあの発言ですよ。
自分がすべての決定を下すんですって。
さらに次期大統領には何の権限もないんだと。

まさに法治国家であることを無視した独裁者ではありませんか。
多分、憲法や法律で為政者に与えられる権限て決まってるんでしょ??
それを無視するって。。。
この人は民主化の仮面を被った独裁者なのかぇ?

まぁ、独裁者であったとしても経済や諸処の問題をきっちりと解決できる政治力があればよいのですが。
どーもそうは思えません。
2010年に発足した、テイン・セイン政権の民主化への移管は結構評価されてるみたいですからねー。
NLDはこれまで野党だったわけで、当然政権運営は初となります。
政権運営も初だし、さらにその一切の権限は大統領でもないスー・チー氏が握ると言ってるし、こんなんでホントに民主化できんすか?って感じがします。
どこかの国も間違って政権とれてしまったミンシ党が危うく国の経済を潰しかけてしまってますから。

せめて、少数民族問題(ロヒンギャ族が大きな問題かな?)でも解決に導いてくれればよいのですが・・・
他国との折衝ができるとは・・・残念ながら思えないですね。
志だけでは政治はできませんからね。

なので、ミャンマーはまだまだ混迷から抜け出せそうな気がしません。。
海外勢は先行投資してるようですが、一旦は徒労に終わりそうかと思います。。

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