2014年5月7日、タイ暫定政権首相のインラック氏が失職となりました。
憲法裁判所がインラック首相の行為を違憲とする判決を下しました。
憲法の規定により違憲判決が下った首相は失職となるそうです。
違憲の内容とは、2011年の国家安全保障会議事務局長の人事だそうです。
当時の事務局長であったタウィン氏を別のポストに異動させ、その後任にインラック氏の縁者が就くようにしたとのことです。
インラック首相とともに、8名の閣僚も失職とあいなったようです。
失職を免れた26人の閣僚の中から首相代行が選出されるそうです。
インラック首相は退陣となったもののタクシン派の政党はまだ生き残っています。
そして、7月に予定されている下院選を成功させ、政権を存続させるつもりのようです。
当然、ステープ氏は猛反発をするでしょう。
反政府デモや選挙妨害、憲法裁判所による選挙無効判決等の活動を進めることが予想されます。
一向に落ち着く気配を見せないタイの政権構想。
大部分の庶民にとっては関係ないこの利権争いに巻き込まれる形で、タイ経済の減速感がいなめないでしょう。
インラック首相の失速でタイの株価は多少乱高下(主に下落?)するでしょう。
政治リスクが高まっているから。
しかし、この政治混乱はタイの重大なリスクではないことは多くの人は気づいているでしょう。
本当のタイの危機は現国王の崩御です。
しばらくはタイへの投資は控えた方がよいかもしれません。。。
それか絶好の投資機会を淡々と狙い撃ちするか・・・
<参考リンク>
タイのインラック首相失職、政府高官人事で違憲判決(ロイター記事)
タイ首相と9閣僚、不正人事で失職 政権崩壊は回避(newsclip)
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