2014年3月30日日曜日

トルコ通貨

トルコ通貨は新興国通貨ですが、魅力的なスワップ金利のため、1枚ほど保持してみました。
どれくらいの利回りが期待できるか試算してみましょう。

<前提>
取引通貨数量:10,000通貨
投下資金  :150,000円
スワップ金利:130円(※1)
レバレッジ :25倍
証拠金維持率:10%(※2)

※1 私の利用しているFX証券会社のスワップ金利に基づき、固定スワップが得られる想定です。
※2 25倍のレバレッジだと、主要通貨は必要証拠金率4%のようです。ですが、トルコリラのような新興国通貨は10%必要ということが多いです。


<想定リターン>
年間スワップ金利:130×365=47,450円
年間利率    :47,450÷150,000≒31.63%

なんと放置し続けるとと3年強で倍になってしまう結果です。
当たり前のことですが、これは机上の論理です。
年間を通じてスワップ金利は130円固定ということは起こりえません。。
が、往時の豪ドルを彷彿させてくれる金利です。。。


<リスク>
通貨は日々取引されているので為替差による損益が発生する可能性があります。
投下資金150,000円で運用した場合、一体どの程度の値動きまで耐えられるのでしょうか。
Yahooさんによると現在のトルコリラ/円は以下のようになっています。
Bit/Offer 46.827024/47.027620

小数点以下は面倒臭いので、1トルコリラ47円で取引したと仮定します。
まず、必要証拠金は以下のようになります。

取引通貨量 47×10,000通貨=470,000円
必要証拠金 470,000×10%=47,000

評価額が47,000円を維持できなくなった場合はロスカットとなる可能性があります。
FX会社によっていろいろと設定できるようですが、ロスカット率は100%以下とします。
ロスカットとなる価格を計算します。
余裕資金 150,000-47,000=103,000円

10,000通貨での取引をしているため、為替レートが1円かわると10,000円評価額が変動することとなります。
これで変動下限額が計算できます。

変動下限額  103,000÷10,000=10.3円
ロスカット額 47-10.3=37.3
となります。

過去5-6年のデータでは43円程度が過去最低の取引額だったようです。
ので、これまでの実績通りであれば150,000円というのはかなり安全と言えると思います。
※新興国通貨なのでますます通貨安になってしまう可能性は低くはないと思いますが・・・

トルコの経済が破綻に向かわない、ということがわかればトルコリラの塩漬けはかなりよさげな運用と思われます。
新興国通貨なので、何があるかわからないので要注意だとは思いますが。


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