2014年4月1日火曜日

豪ドルロング&スワップ戦術の行き詰まり感①

今直ぐに差し迫ったものではないです。
しかし、中期的に大きな方向転換が必要と考えました。

中国経済の破綻リスクやオーストラリア国内経済の弱体化。
豪ドルも通貨安戦略をとるかと思えました。
しかし豪ドル通貨は底の強さを見せているようにみえます。
豪ドルも対円で95円代に久々に突入しましたし、スワップポイントも70代に入っていってます。
では何が行き詰まり感を醸し出しているのか?

それは脆弱な日本経済です。
 ・円の価値の低下
 ・貿易赤字の拡大
 ・高齢化による内需の縮退

アベノミクスは株高、円安をもたらしました。
株高はよいでしょうが、円安には疑問符がつきます。
そして、国の借金増加というとてつもない負の遺産ができてしまいました。

今後どうなるか?(あくまでの予想ですが)
◆中長期的に円安傾向
日本は世界第3位の経済大国ですが、経済危機は日本発というのは少ないのではないでしょうか。
海外(特に欧米中?)発の危機に起因して日本へ波及ということが多いと思います。
海外の経済危機の影響により短期的には変動あるでしょう。
しかし、Monetary Baseで考えると通貨量が倍増してしまっています。
当然相対的にお金(日本円)の価値は下がってしまいますね。

◆ハイパーインフレへの道
通貨安に伴って発生する大インフレが起きるでしょう。
これは冷静に受け止める必要があると考えています。
日銀はインフレターゲットを2%と定めていますね。
経済が好転して消費者の消費意欲が高まった結果、インフレするのならばよいのですが。。。
お金をばらまく、金融政策によるインフレはよいことが起こるようには思えません。
まだ、インフレの序章と思いますが、インフレ率が2%を大きく超えていってしまう。
こういうことはよくある話でしょう。

ということで、円安プラスハイパーインフレで今持っているお金が紙屑(もしくはそれに近いもの)になってしまう、ということを予想しています。
いつか?どの程度か?はわかりません。
しかし、遠くない将来に必ず発生することだと考えておきます。
そうしたとき、豪ドルのロング+スワップねらいではジリ貧になってくることが予想されます。

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